法隆寺 西院
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
法隆寺は、聖徳太子が造営した斑鳩宮の側に創建しました。
太子は飛鳥時代の皇族で、用明天皇の第二皇子として生まれ、女帝 推古天皇の摂政を務め、十七条の憲法の制定や冠位十二階の制を定め、我が国の国家としての形を整えた人物でした。
法隆寺の創建は、西暦607年(推古15年)創建と伝わり、この年は、太子が小野妹子を遣隋使として随(現在の中国)へ派遣した年でした。
西院の象徴的な五重塔は高さ34メートルの5層の塔で、内部には、通常非公開の釈迦入滅を表した塔本四面具(北面涅槃)が納められています。